掛田石材店のこと

  irasuto    会社のこと お墓に関すること 文化や風習に関すること などなど いろいろ載せていきたいと思っています。  時々、のぞいていただけると励みになります。  よろしくお願いします。

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2019年


  年頭のご挨拶

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謹んで新春のお喜びを申し上げます。
   旧年中に賜りましたご厚情に心より御礼を申し上げます。
   地域の皆様をはじめ、ホームページをご覧くださった県内県外からも、
   多くの皆様より弊社にお声掛けを賜りましたこと、重ねて御礼を申し上げます。


   今年も
   「掛田石材店にまかせてよかった。」
   といっていただける仕事を
   真心を込めて、
   丁寧にさせていただきます。



   これからも
   役立つ情報、ためになる情報を発信できる石材店
   地域の皆様に可愛がっていただける石材店
   地域一番店
   を目指して精進をしてまいりたいと思っております。
    
   
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
                             
                        有限会社 掛田石材店
                         代表取締役  掛田 秀昭

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  広島県石工技能士会
      勉強会






















先日、広島県石工能士会の勉強会を行いました。
広島県石工技能士会の会員は、現在、30名です。
「石材施工」「石材加工」の技能検定に合格をし、国家資格を取得した者が会員になれます。

今回の勉強会の参加者は、18名。
会場は、福山市内にある会員の工場。
テーマは、「文字彫り」。  
課題として、
各自が、30センチ角、厚さ5センチの万成(まんなり)石に、文字と家紋を彫って持参しました。

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各自が彫ってきた、石に番号を付け、どの彫り方が一番美しいと思うか、一人一票ずつ投票をしました。
その後、彫の深さや、角のたち具合、筆の重なり部分の彫り方など、議論を交わしました。
自分の彫と他の人の彫を実際に触りながら、比較しながら、意見交流でき、
互いに刺激し合える良い勉強会だったと思います。

機械を使って彫るけれども、その機械を使いこなすのは、職人の技術。
日々昇進してまいりたいと思います。



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  テレビや新聞で聞かれたことがあると思います

     「お墓じまい」
       
について
       一緒に考えてみませんか














  

「お墓じまい」
 この言葉は、メディアで作られた言葉で、お寺様は、そのような言葉はおっしゃいません。


 昔は、家族や親戚の人数も多かったので、そう多くはなかったようですが、
 お世話をされる方も、入られる方もおられなくなったお墓(無縁仏)は、お寺の墓地にあるお墓の場合は、
 お寺様が、無縁仏の一番上の石(仏石)を、
 境内の一角に集めて無縁仏として供養をしてくださっていました。
 仏石以外のお墓の石は、石材店が処分をしていました。
 墓の形がなくなることは同じですが、昨今、言われている「お墓じまい」とは、意味合いは異なります。
 
 お話をお伺いすると、昨今、墓石を処分される場合にも、いろいろなケースがあるようです。

 例えば、次のような場合、
 皆さんはどのようにお考えになりますか。

    お墓のお世話をしてくださるお子さんやお孫さんやご兄弟がおられるのに
    「子どもが遠方に住んでいて、お墓参りが大変そうだから。」とか
    「子どもたちに迷惑がかかるから。」 という理由で、
    ご自身が生きておられるうちから、お墓を処分され、
    納骨堂に入る手続きを済まされたり、樹木葬や散骨の手続きをされたりする。

  
 お墓にお参りをして、ご先祖様に手を合わせ、感謝の気持ちをお伝えし、
 供養をすることは、とても大切なことです。
 ご先祖様がいてくださったお陰様で、今の私が存在します。
 ご先祖様がいてくださるお陰様で
 遠方に住んでいる子どもたちも、時間を作り、供養に帰ってきてくれるのではないでしょうか。
 子ども達に会える、両親に会える、親戚に会える
 供養を通して、大切な人と人とのご縁が繋がっているように思います。
 供養をすること、それは決して、迷惑なことでも、迷惑をかけることでもないと思います。

 お墓は亡くなられた方をご供養する目的もありますが、
 生きている者の心の支え、生きる道しるべとしても存在するのではないでしょうか。

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     母の日参りをしてみませんか。      
    あなたへつながるいのちに感謝を

チラシ



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  「お墓女子」
お墓女子バッジの写真  (丸いバッジです。)
 
 男性が中心の業種、職場と思われがちですが、
 実は、石材業界で働く女性も多いです。
 お客様からは、女性が接客することで、
 「親しみがあり相談しやすい、明るい気持ちになる。」というお声も頂戴しています。

 弊社にも、
「お墓女子」がいます。
 
CADオペレーターをしています。
 お客様のご要望を伺って、オンリーワンのお墓を作るデザインをしたり、
 墓地の移転をする際は、現地に出向きお墓の大きさと墓地の大きさを測り、
 新しい墓地に移転した際のイメージ図を作成したりしています。

 「お墓女子」のバッチを作りました。
 街中で「お墓女子」のバッチを見かけられましたら、
 どうぞ声をかけてやってください!

 よろしくお願いします。

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 少し聞きなれないかもしれませんが
 今話題
になりつつあります。


   
   母の日参り
     『母の日にお墓にお参りをしてみませんか。』

      ―「あなた」に繋がる「いのち」に感謝を―






 
 お彼岸は、外国にもありますが、
 「お彼岸に、お墓にお参りをする」という風習は、
 日本で生まれ育まれてきた日本ならではの文化なのです。

 ご先祖様や家族を大切にする文化と信仰心とが重なり合って生まれた風習です。
 日本ならではの素晴らしい風習を、これからも守り伝えていきたいものです。


 もうすぐ母の日ですね。
 最近は、母の日にお花を贈るという習わしが広まっています。

 
  ―「あなた」に繋がる「いのち」に感謝を―
 私たちの「いのち」は、私の母、母の母、おばあちゃまの母、、、
 多くの人の「いのち」を受け継ぎ繋ってきました。
 そしてこれからも繋がっていきます。


 母の日参り

 母の日にお墓にお参りをして、
 「いのち」に感謝し手を合わせる文化が育まれていくと
いいなあ。
 と願う今日この頃です。


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   桜桜桜

   春の訪れを心待ちにしていたかのように
   桜の花が一斉に咲き始めました。
     桜の花は
        つぼみもよし
           咲いてよし
             散り始めもよし
                趣がありますね。


  三原市内のいろいろなところに車を走らせ
  お花見ドライブに行ってきました。
  写真に残せていない場所にも
  素敵な桜がたくさんありました。
   


 
西宮八坂神社 西宮三原八幡宮 西宮三原八幡宮 西宮三原八幡宮 妙照寺

西宮の八坂神社   西宮の三原八幡宮                               本町の妙照寺

妙照寺 妙照寺 本町公園 三原小学校グランド 

妙照寺の山門     妙照寺の桜 一輪    本町の公園       三原小学校のグランド

三原城跡公園  沼田川沿い

三原城跡公園                ポポロ                           沼田川沿い

沼田川沿い やまみ運動公園 納所橋

沼田川沿い               運動公園                 納所橋

加納化成 会社の近くの桜

   冬の寒さに耐え、命をつなぎ、今年も見事な花を咲かせ
   目を楽しませてくれた桜
   心を癒してくれた桜
   感謝感謝です。
   ありがとう。

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        お彼岸ですね


 










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 お彼岸ですね。
 仏教では、ご先祖様のおられる世界を『彼岸(ひがん)』、 
 今、私たちが生きている世界を『此岸(しがん)』といい、
 『彼岸』は、西に位置し、『此岸』は、東に位置するとされています。
 3月の春分の日と9月の秋分の日は、
 太陽が真東からのぼり、真西に沈むので、
 『彼岸』と『此岸』がもっとも通じやすい日になると考えられ、この日にご先祖様の供養をするようになったそうです。

 
 お墓は、ご先祖様が眠るとても大切な場所です。
 我が家も、お彼岸の入りの日に、お墓参りに行き、お墓のまわりをきれいにし、お花とお線香をお供えしました。
 仏壇にはお料具とおはぎと苺をお供えし、お床には仏事の掛け軸と山茱萸をいけ、
 ご先祖様に、この世に生をいただいた感謝の気持ちをお伝えしました。


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     墓地に生える草
    何とかしたいのだけれど


 
 墓地に生える草
 綺麗にお掃除をしても、すぐに生えてきます。
 お困りではありませんか。irasuto
 
 






















 石張り

 防草にはいろいろな方法があります。
 今回は、

「石を張る」方法をご紹介します。
 下に、施工前と石張り施工後の写真を載せていますのでご覧ください。
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  (施工前) 玉砂利をまいて防草             (施工後) 石を張って防草

 施工前は、粒の大きな玉砂利をまいて防草をしておられました。
 「防草はできるのだが、落ち葉や小さなゴミをほうきで集めることが難いので何か良い方法はないものか。」
 とご相談をいただきました。
 そこで、土間に石を張る方法を提案させていただきました。
 右側の写真が石張り施工後です。

 「草も生えず、掃除が楽になった。お墓がきれいになった。」と喜んでいただきました。 

 弊社には、国家資格「石材施工(石張り作業)一級」を持つ技能士が二名おります。
 
 墓所だけではなく、家の玄関や土間、トイレ、洗面所、風呂場などにも石張りできます。
 施工写真あります。
 
 お問い合わせください。
 

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    墓石の移転
   墓石の清掃



 自宅から遠方の市にある墓所を、
 市内の寺院の境内に移設するご依頼を賜りました。

 
墓石の移転

 墓石の移設には、手続きが必要な場合もあります。
 先日は、施主様のご依頼で、弊社で手続きの代行をさせていただきました。
 どのような手続きが必要かは、色々なケースがありますので、
 墓石の移転をご検討中の方は、どうぞご遠慮なくお問い合わせください。


墓石の清掃

 墓所から会社に持ち帰った墓石を清掃しているところです。
 

イラスト イラスト イラスト イラスト

  解体をして、ゴムの上に並べて置きます。
  石にこびりついた黒い水垢や石の表面の埃を綺麗にするために
  まずは、高圧洗浄機で水洗いをします。
  その後、細かいところは、手作業で磨いていきます。

  綺麗になりますよ。
  
  墓石移転の場合は、
  クリーニングを終えた後、墓石を新たな墓所に据え戻します。
  新たな墓所には、もちろん、建墓の場合と同じく基礎工事をきちんといたします。


  墓石の清掃
  墓石の清掃のみもお受けいたします。
  墓石清掃の金額は、墓石の大きさにもよりますが
  平均すると、3万円くらいからとなります。
 
  墓石の清掃をご検討中の方は、どうぞご遠慮なくお問い合わせください


   

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   墓石の展示


     墓石の展示は、屋内がよいのでしょうか?
              屋外がよいのでしょうか?



       室内に展示してある石
       屋外に展示してある石

    どのような違いがあるのでしょうか。


         
 
    展示されている墓石をご覧になられたことはありますか?
    これは、弊社の向上に展示している墓石の写真です。

  
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   敷地には、和墓・洋墓をはじめとして、灯籠や観音様、小物なども展示をしております。

  一番左の写真は、お客様に、より具体的なお墓のイメージを思い描いていただけるように、
  墓石の他に、香炉・拝石・親柱・玉垣なども設置し、砕石も敷きつめ
  墓地のモデルを作り展示しております。


  これは以前ブログにも書かせていただいたことなのですが、

  展示してある墓石を購入する際
  室内に展示してある墓石と
  屋外に展示していある墓石には
  どのような違いがるのでしょうか


  石は自然界に存在するものです。
  晴れた日の乾いた墓石はきれいに目に映りますが
  雨に濡れて水分を含んだ状態で墓石を見ると
  傷とか筋とか帯(一部分だけ違うがら)などの
  石の状態をより詳しく見ることができます。
  蛍光灯の光では、本当の石の状態を詳しく見ることはできません。


  屋内ではなく、あえて屋外に展示をして
  石の良しあしを確認し、
  確かな情報をお客様にお伝えすることも石材店の大切な仕事なのです。


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   2018年

 年頭のご挨拶

 


nenngajyou
  
   謹んで新春のお喜びを申し上げます。
   旧年中に賜りましたご厚情に心より御礼を申し上げます。
   地域の皆様をはじめ、ホームページをご覧くださった県内県外からも、
   多くの皆様より弊社にお声掛けを賜りましたこと、重ねて御礼を申し上げます。


   今年も
   「掛田石材店にまかせてよかった。」
   といっていただける仕事を
   真心を込めて、
   丁寧にさせていただきます。



   これからも
   役立つ情報、ためになる情報を発信できる石材店
   地域の皆様に可愛がっていただける石材店
   地域一番店
   を目指して精進をしてまいりたいと思っております。
    
   
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
                             
                          有限会社 掛田石材店
                            代表取締役  掛田 秀昭


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        得する街のゼミナール
           『街ゼミ』


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  『お盆前に!お墓参りの作法と墓石掃除のコツ』

三原商工会議所青年部主催の「街ゼミ」に参加をして、
『お盆前に!お墓参りの作法と墓石掃除のコツ』という題で、講座を開催させていただきました。
猛暑の中、ご参加を賜り有難うございました。

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工場での開催を考えていましたが、あまりの猛暑に、急遽冷房の効く休憩室で開催しました。

墓石の特性やお墓参りの作法についてお話をさせていただいた後、
参加者の皆様からのいろいろな質問にお答えをさせていただきました。
その後、実際に、石についた水垢を掃除する作業を体験していただきました。
今まで、墓石についた水垢がきれいに掃除できず困っておられた参加者の方が、
「簡単に落とせる。」と喜んでくださり、大変うれしく思いました。

墓石は、建立したら終わりではありません。
家と同じです。
掃除をし、不具合が生じたら修理をし、メンテナンスをしながら、末永く大切にお参りをしていただきたいと願っております。

弊社は、自社の工場で施工や修理ができますのです。
お墓についての困りごとやお尋ねになりたいことがございましたら、
何なりとご遠慮なくお尋ねください。

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   『花立てに入れる筒は
    ステンレス製 と プラスティック製
    どちらを選ばれますか?』
 
 先日、墓石を建立してくださいましたお客様から、
「花立てに入れる筒はステンレス製ににしてください。」
という、ご依頼を賜りました。
 筒には、ステンレス製とプラスティック製があります。
 お客様にステンレス製を希望される理由をお伺いしてみると、
「きれいで豪華に見えるからです。」
とお答えくださいました。それで、
「ステンレス製は、夏になると中の水が高温になり花が傷みやすいので、弊社では、プラスティック製の筒を入れさせていただいているのですよ。」と
というお話をさせていただきました。

花立てに関しては、
「花立ての穴が小さいので、お供えしたお花がすぐに枯れてしまうので、花立ての穴をもう少し大きくしてほしい。」
というご依頼をお受けすることもよくあります。
筒には、何種類かの大きさがあります。

花立てに関わらず、疑問やお困りごと等ございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

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お客様のお尋ねにお答えします。

 
 『うるう年に、お墓を建てたり、動かしたりして   はいけない』
  というのは本当ですか?




   うるう年は、四年に一度、
   オリンピック開催に年にやってきます。
   皆さんはどうお考えになりますか

   
 
結論から申し上げますと
『うるう年にお墓を建てたり、動かしたりしてはいけない。』というのは、
根拠のない迷信です。
お寺様も一言もそのようなことはおっしゃりません。

では、なぜ、現代に間違った伝わり方をしているのでしょうか。
それは、太陰暦と太陽暦の違いによる、うるう年一年間の生活の仕方の違いによります。

現在は、太陽暦です。
一年は12か月、大の月は31日、小の月は30日、一年は365日、が基本となっています。
昔は、太陰暦でした。太陰暦では、月の満ち欠けの関係から
大の月は30日、小の月は29日、一年は355日、が基本となっていました。

太陰暦では、年間に11日生じる誤差を調整するために、三年弱ごとにうるう月を設け、うるう月のある年をうるう年と言っていました。
太陽暦では、うるう年は四年に一度、2月が1日増え2月29日を設けると決まっています。

太陰暦のうるう年には、一年が13か月あります。何月を2回設けるかは基持っておらず、その都度変わったようです。
太陰暦のうるう年には、一年が13か月ありますが、年収は、12か月の年と変わらなかったそうです。
そのため、うるう年には否応なく節約をして生活しなければならなかったようです。
節約をしなければならない生活の中では、家を建てたり、お墓を建てたり、仏壇を買ったり、冠婚葬祭を派手に行ったりなどなど、贅沢なことは控えて生活をせねばならず、十分なことができなかったことがそもそもだったのではないかと言われています。

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新聞記事を読んで

 
 『墓への迷い

   (中国新聞 潮流より  論説委員 田原直樹さん文)
 
 先日新聞を読んでいたら、中国新聞の潮流という欄に、論説委員の田原直樹さんが次のような記事を載せておられました。
『 』内の文は、田原直樹さんの記事の抜粋です。

     『きれいな色のがあるのになんで白いのを買うん―。小学校二年の時、父親に尋ねた覚えがある。
     父方の祖母の初盆であった。盆灯籠は子どもの目に興味深く映る。
     数年前、墓地のそばを通りかかった折り、わが子も聞いてきた。
     この夏、父親の初盆を迎えたが灯籠は立てられなかった。
     墓を決めておらず納骨していないためである。申し訳なく感じている。
     最近、様々な葬送のスタイルがあり、迷ってもいる。
     樹木葬をうたう墓苑のチラシもある。海への散骨も広まり、宇宙葬まであると新聞で読んだ。
     多様になった背景には、少子化の進んだ現代の家族像に、従来の墓がそぐわなくなった面がある。
     墓守の負担を、子や孫に掛けたくないとの思いを抱く高齢者が多いようだ。
     墓の引っ越しのほか「墓じまい」も聞く。
     父の葬儀で世話になった寺の住職によると永代供養墓に委ねる人が出てきたという。
     新設した納骨堂に申し込みが相次ぐ。
     一方、墓所は空地がぽつぽつと見えた。
     今の時代、寺とかかわりをもっていない人は多いのではないか。
     かくいう自分も父の通夜や葬儀では右往左往。
     葬儀社の指南を受け何とか乗り切ったものの、子どもが焼香の仕方を知らないのには驚いた。
     葬送に関わる文化と疎遠であり、子どもに学ばせる機会を持たなかったことに恥じ入った。
     葬式仏教ととの批判があるが、私たちの側も不勉強や無関心を反省するべきだろう。
     そこで今あえて墓を建てようと思う。
     そして掃除や寺の行事から文化や作法を身に着けよう。信心も芽生えるだろう。
     一人息子は都会へ出て、墓の維持に困るやもしれぬが構わない。
     大いに悩ませよう。
     人の一生について考える機会になるはずだから。
     彼岸に入り、仏前で雙心に決めた。』

昨今、メディアが作った「墓じまい」という言葉を、テレビやラジオで目や耳にする機会があります。
実際に、樹木葬をされた方のご家族のお話や、墓守の負担を子や孫に掛けたくないとおっしゃるご高齢の方のお話を、伺ったことがあります。
また、会社には、遠方にお住まいの方から、お墓の清掃やお墓のお引越し、お墓の撤去のご相談やご依頼をいただくこともあります。
日本古来からのお墓の文化は、少子化の進んだ現代の家族像の中で年々変化をして来ているのかもしれません。
記事の中の文、『葬送に関わる文化と疎遠であり、子どもたちに学ばせる機会を持たなかったことに恥じ入った。
           葬式仏教との批判があるが、私たちの側も不勉強や無関心を反省すべきであろう。』
の文章に共感をしました。
折に触れ、家族や身近な人たちと、日本古来からのお墓の文化や葬送に関わる文化について語り合い
人の一生について考える機会を持つことの大切さを思いました。

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